『月の涙とアルゼンチン』

(竹内佐知子著・川辺書林)
夫の転職でアルゼンチンに移住した家族のノンフィクション。
移民の話を読んでみたかったのだが、ブラジル以外のを見かけないのよね…。
出会いから結婚、移住までの章、ブエノスアイレスやイグアス、パタゴニアなどなどアルゼンチン紹介ともいえる章もある。
駐在員ではなく「移民」としての普通の生活が描かれている。
うーん、と思ったのは言葉。小さいお子さんを連れての引っ越し、二人目はアルゼンチンで出産ということもあるのだろうけど、何年も住んでいながら「不自由だ」ということ。
積極的な語学留学であっても休み時間には日本語でしゃべってしまいがちだったことを思い出した。
最終章で怒濤のように色々なことが起こる。何となく予想できたけど旦那さんの急死、それによって広がる世界が何だか皮肉な気がする。
もう少し後日談を読みたいなあ、と思った。前半の緻密さに比べたらあまりにアッサリで…。
でも一気に読んでしまった。読みごたえアリ。



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